宇宙の全質量エネルギーの約27パーセントを占める未発見の物質であるダークマター(WIMPやアクシオンなど)を直接検出するための超高感度センサーシステムである。ダークマター検出器は地下深部に設置された大量の液体キセノンや結晶タングステンを検出媒体とし、ダークマター粒子が原子核と弾性散乱した際に生じる微小な反跳エネルギーを超伝導センサーで検出する。E16文明圏では超伝導量子干渉素子(SQUID)と量子ドットセンサーを組み合わせた次世代のダークマター検出器が稼働しており、WIMPやアクシオンの質量範囲を網羅的に探索している。ダークマターの性質の解明は素粒子物理学の標準模型の拡張に直結し、宇宙の暗黒エネルギーとダークマターの関係の理解にも不可欠である。グランベルの最先端研究施設では多体相互作用を利用した革新的な検出手法の開発が進められている。