高強度の電磁パルスを発生させて広範囲の電子機器を破壊または一時的に無効化する兵器であり、核爆発のガンマ線が大気中の分子を電離して生成するコンプトン電子による電磁パルス効果を非核の手段で再現したものである。電磁パルス兵器には爆縮型磁束圧縮発電機(MFCG)を用いたものや、高功率マイクロ波(HPM)を指向性ビームとして照射するものがある。電磁パルスはファラデーケージや電磁シールドで防御可能であるが、E16文明圏の高度な電子機器依存社会においては、広範囲の通信・電力・セル・ウィーヴなどの機能不全が致命的な影響をもたらす。EMP兵器の使用は国際条約で厳しく制限されており、非致死性兵器としての限定的な用途が議論されている。