標準模型における弱い相互作用を媒介するニュートリノの通信キャリアとしての利用であり、ニュートリノが物質との相互作用断面積が極めて小さいことを活かして、惑星の核心部を貫通するような長距離通信を可能にする。ニュートリノビームの生成には粒子加速器における陽子の標的衝突が使用され、ニュートリノの検出には巨大な水チェレンコフ検出器や液体アルゴン時間投影室が使用される。ニュートリノ通信の最大の課題は検出効率の低さであり、送信されたニュートリノのうち検出される割合は10のマイナス18乗以下と極めて小さい。このため、高出力のニュートリノビーム生成と超低ノイズの検出器開発が技術的な課題となっている。E16文明圏では特殊用途の軍事通信として限定的に実用化されており、恒星間距離の緊急通信のバックアップチャネルとしての役割が期待されている。