太陽光や恒星からの輻射圧を推力として利用する推進方式であり、光子が持つ運動量を反射面で受けることで得られる微小な推力を長期間蓄積して加速する。帆の材質には厚さ数ナノメートルのカーボンナノチューブ薄膜や反射率の高い金属蒸着膜が使用され、1平方キロメートルの帆面積で太陽附近において約6ニュートンの推力を得ることができる。太陽帆推進の最大の利点は推進剤を搭載する必要がないことであり、ロケット方程式における質量比の制約から解放される。E16文明圏では短距離の貨物輸送や深宇宙探査機の初期加速に広く利用されており、恒星の重力レンズ効果を利用した加速軌道との組み合わせにより、亜光速域への到達が理論的に可能となっている。帆の展開機構と微小隕石に対する自己修復機能が技術的な課題である。