損傷を検知して自律的に修復機能を発揮する先進材料であり、生体組織の創傷治癒プロセスを工学的に模倣したものである。マイクロカプセルに封入された修復剤が亀裂の発生により放出されて化学反応を起こし、ポリマー鎖の再結合によって亀裂を自動的に修復する。また、形状記憶合金を用いた構造材料は熱エネルギーを与えることで変形前の形状に自己復帰し、トポロジカル絶縁体を組み込んだ電子材料は欠陥の発生を自動的に補償して電気的特性を維持する。E16文明圏では宇宙ステーションの外壁、軌道エレベーターのケーブル、居住モジュールの気密壁など、人命に関わる構造物への応用が進んでいる。自己修復機能の耐久性と修復回数の限界が技術的な課題であり、纳米スケールのセンサーネットワークを組み込んだ次世代の材料開発が進められている。