E380年からE400年まで約20年間続いた大規模災害で、Eros-7を原生地とするリーチ・ドレインの遺伝子変異によって引き起こされた。変異したリーチ・ドレインは従来の性的エネルギー吸収能力に加え、他の生命体の生体エネルギーをも吸収するようになり、感染力と増殖力が劇的に向上した。災害はEros-7から始まり、惑星間航行に乗ってシンフォニー・オブ・スターズや他の植民地に波及し、特に人口密集地域で壊滅的な被害をもたらした。ZAMLT期の経済優先政策によって生物災害対策が後回しにされていたことが被害拡大の要因とされ、この教訓は後にテクノ文化ルネサンス期の「技術の民主化」と「生態系との調和」という理念に強く反映された。スライム危機の収束にはEros-7のマトリカル社会が独自に開発した生物学的封じ込め技術が決定的な役割を果たし、この技術は後に医療や環境修復分野で広く応用されることになる。アヤカ・リンがアンダーグリッドでの制圧作戦を先陣を切って指揮し、レイラ・ヴィレル・ノヴァもオアシス・ハウスを拠点にスライム討伐で英雄的活躍を見せた。