E205年からE278年まで続いたコーポラタムパブリカ(株式会社共和国)の全盛期で、E16連星系における企業統治モデルの最も成功した時代である。パクス・ロンバルディカという名称は「ロンバルディアの平和」を意味し、主要企業群が協調して統治を行うことで約70年にわたる長期安定を実現した。この時代、企業は利潤追求だけでなく、インフラ整備、教育、医療、宇宙探査などの公共サービスを担い、国家の役割を代替する画期的な統治体制を確立した。惑星ビブリオのロレンツィオ国際大学もこの時期に設立され、学術研究への大規模投資が行われた。しかし企業間の寡占化が進み、市民の政治参加権が制限される傾向が強まったこと、そして企業利益と公共利益の対立が深まったことが、最終的にZAMLTによる強硬な経済覇権への移行を招く要因となった。